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Vol.1 アワード車両の紹介 R 32GT-R 編

  • KW
  • 8月7日
  • 読了時間: 3分

ポルシェ編に続き、今回は「Uncertain Logic Vol.1」にて注目を集めたR32 GT-Rをご紹介します。

同イベントにはR32・R33・R34とGT-Rが計9台エントリー。

その中でも最も多くを占めたのが、R32でした。


いずれも完成度の高い車両ばかりでしたが、その中でもひと際異彩を放ち、今回見事2つ目のアワード「LEVEL one JAPAN Excellence Award」を受賞したのが、JUNJUNさんのBNR32です。

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潔いまでにスパルタンな仕上がりは、まさにサーキット仕様をそのままストリートに持ち込んだかのような佇まい。

一目でただならぬオーラを感じさせるその存在は、会場内でも多くの注目を集めていました。


エンジンルームを覗くと、カムカバーに誇らしげに刻まれた「REINIK」の文字が目に飛び込みます。

このことからも分かる通り、搭載されているユニットは並の仕様ではありません。エンジンブロックはN1へ換装され、構成されるパーツはすべて新品。

まさにゼロから組み上げられた、妥協なき一基です。

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ターボチャージャーはシングルターボへと変更され、TO4Zを搭載。

パワーとレスポンスの絶妙なバランスを追求した仕様は、ストリートにおいても十分すぎる性能を発揮する実践的なチューニングと言えるでしょう。

さらにエンジンマネージメントにはMoTeCを採用。

製作およびセッティングを手がけたのは、信頼と実績を誇るJING。

手間と情熱が注ぎ込まれたこのエンジンは、まさに本気の走りに応える仕上がりとなっています。


以前の取材では、JUNJUNさんが「この車の音がとにかく好きなんです」と語っていたのが印象的でした。

BNR32特有の荒々しさに、チューニングによって研ぎ澄まされたサウンドは、思わず耳を奪われる魅力を持っています。

興味を持たれた方は、JP STREETの過去動画をぜひご覧いただきたいと思います。

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エクステリアについても、機能性とスタイルを高い次元で融合させた構成が印象的です。

フロントには、いわゆる“湾岸バンパー”が装着され、冷却性能の向上と視認性の向上を両立。

以前はダクトのない純正バンパーが装着されていましたが、この変更により見た目にも大きな変化がもたらされ、車両全体のキャラクターをより明確に表現しています。

加えて、大型のフォグランプが実用性を高め、夜間走行でもその真価を発揮します。


インテリアに関しては、もはや“スパルタン”という言葉が過不足なく当てはまる仕様です。アンダーコートを完全に剥がした上でボディ同色に丁寧にペイントされており、その上にフルロールケージを備えることで、サーキットカーそのものの佇まいを実現。装飾を排したその空間は、走ることだけに焦点を当てた、純粋な機能美に満ちています。

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以前は置きイベントの仕様にしていた事もあり、エアサスを採用していたましたが、車高調へ変更し走りの性能を高めています。

ホイールにはストリート・サーキット問わず高い支持を集めるTE37を装着。

タイヤも含め、限界に迫るオフセットとサイズを選択することで、視覚的にも圧倒的な迫力を獲得しています。


このBNR32は、ストリートチューニングカーとしての完成度において、すでにひとつの到達点に達しているといっても過言ではありません。細部にわたって意図と情熱が感じられるその仕上がりは、まさに“走る芸術品”とも言えるでしょう。


Uncertain Logicでは、今後も様々なオーナー様がこのイベントに車を並べたいと思っていただけるよう、アンロジの世界観を育てていきたいと考えています。

エントリーはもちろん、今年は一般来場チケットも販売いたしますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。


引き続き、応援のほどよろしくお願い申し上げます!


UL ProducerKW


Photo by JP STREET: KW




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